1月25日大和田南小学校で、5年生を対象に「夢先生」の出前授業が行われました。
地元大和田出身,プロのキックボクサーの寺﨑直樹さんが当日の先生でした。
当日は、5年1組の一クラスが対象で、午前の3時限目体育館に集合して「夢先生」を待ちまた。
体育館の入り口から颯爽と駆け足で入ってきた先生は、格闘家と思えないイケメンでした。
ほかの格闘家には失礼ですが、顔にキズひとつなく色白で、さすがにがっしりとした体格は格闘家
らしいのですが、街ですれ違うと普通のサラリーマンにしか見えません。
最初にプロの格闘家であると紹介され、実際のキックの威力をミットをもった担任の先生に受けて
もらったのですが、キック一閃、ドスンという音と同時に先生の体が少し浮き上がりました。それ
を見た子供達から一斉に歓声が起こりました。これで子供のつかみはOK。
授業は、体を動かすゲームの中で、ゲームを一時中止して、みんなの意見を聞きながら
いかに協力して目的を達成するか、楽しみながらゲームを通して学んでいるようでした。
4時限目は、教室に帰って「夢先生」の幼少期から現在に至るまでスポーツを通しての自身の経験
語り、いかに夢を持つことが大切か子供たちにわかり易く話していました。
彼は、小学生までは少年野球をやっいて、それまではチームの中心として活躍していたのですが、
中学生になるとレギュラーになれなくて野球をやめます。これが最初の「挫折」だと
話ましたが、小学生には少し難しと思ったのか言葉を換えて失敗のようなものだと説明しました。
それから24歳になるまでほとんどスポーツはやっていなかったのですが、ある時
キックボクシングの試合を見て、これだと思ったそうです。それからトレーニングを初めて、
デビュー戦も勝利し、当初は順調に進んでいたのですが、トレーニング中に右膝の半月板を
損傷する大けがをし、けがの回復後は戦績もよくなかったのですが、一念発起し家族のために頑張
ると決意し、その後34歳でKrush 65㎏のチャンピオンになります。スポーツ選手としては
とても遅咲きだと思いますが、チャンピオンになりたいという夢を追っかけて実現できたと
語りました。それは決して自慢話しではなく、話の内容に素直に共感ができました。この話を聴い
て子供たちが何を感じたかわかりませんが、いつかきっとこの話を思い出すことがあるだろうと思
いました。
今回、「夢先生」の授業を聞いて、人間は年齢だけでなくその人が経験したことの重みが
伝わってくるものだと思いました。そして、とても良い時間が過ごせたことに感謝したいと
思います。有難うございました。
湯村記






